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カルチャーを伝える卒業・修了発表展づくり

みなさんこんにちは!音楽コースの西です。
今回も前回に引き続きポピュラーカルチャー学部の「京都精華大学展2018 卒業・修了発表展(以下卒業・修了発表展)」について特集します。
今回はファッションコースの小北先生にインタビューしてきました!
ポピュラーカルチャーとは何か、熱く語っていただきました。お楽しみに〜

小北 光浩(こきた みつひろ)

1975年生まれ。Central Saint Martins College of Art and Design BA Fashion/ womenswear 卒業、及び MA Fashion/ menswear 修了。大手アパレルでのデザイナー、老舗テーラーのプレタポルテラインのデザイナー、コレクションブランド勤務、他大学での教員、教員と並行して自身のブランド運営などを経て現職。

– まずはじめに、小北さんはどんな授業をしているか教えてもらってもいいですかのですか?

小北先生(以下小北)
「1年生には、リサーチとデザインという授業で教えています。いろんなものを見て視野を広げること、物の見方のきっかけづくり、見たものをどう整理して自分のデザインにつなげるか。そういった思考の練習をします。
2年生には、ファッションデザインという授業で、過去のデザイナーの作品などについて学びながら自分の好きなスタイルを見つけて服という形にすること、見つけたスタイルを踏まえ、1つの作品ではなく「ブランド」という枠の中でどのように商品を構成するか学びます。例えば服屋さんにいくと、服が一個置いてあるのではなく、いろんな服や小物などの集合としてブランドとしてモノを売っていると思います。そうした集まりでのデザインや見せ方のバランスを考え、自身のスタイルに応じたデザインポイントの作り方を確立し、ポイントを生かしたデザイン展開の方法を学びます」

– 小北さんは卒業・修了発表展でどのような役割でしょうか?

小北
「僕は教員側の卒業・修了発表展委員のまとめ役をしています。卒業・修了発表展委員というのは、各ゼミから代表の学生を選んで結成し、卒業制作展の企画や広報について考える組織です。教員側にもその組織があって、僕はそのまとめ役をしています」

– 実際にはどんな事をするんですか?

小北
「学部側と大学側との橋渡し的な役割ですね。いろんな事の調整とか、必要な情報を共有したり………会場でどう展示するのかをまとめる事もしています」

– 今年はどんな卒業・修了発表展になりそうですか?

小北
「学部が始まって最初の卒業・修了発表展だった去年は、『とにかくいろんな事をやろう』という事で、トークイベントやライブなどいろんなイベントをやったりしていました。僕は去年のスタイルでもいいとは思うんですが、今年はイベントは少なめのシンプルなスタイルで展開します。シンプルになった分、広報や展示に力を入れて昨年よりもパワーアップした展示になると思います」

– 小北さんはこの大学にきてから2回目の卒業・修了発表展ですが、2年間この学部で教えてきてどう思いましたか?

小北
「僕が以前勤めていたのはファッションコースのある別の大学でした。テキスタイルやデザイン、アート寄りなものにも授業で取り組んでいました。しかし、学びの中で良いものは作りますが、『個々で良いというだけのもの』を作る傾向にありました。でも、この学校では『カルチャーとしてみんなで共有できる良いもの』を作る感じです。それにこのポピュラーカルチャー学部には音楽とファッションという2つのコースがあります。音楽とファッションというのはお互いに影響しあって様々なムーヴメントを生み出してきました。作り手だけで生み出すムーヴメントではなく、受け手と作り手の共有の間で生み出された素晴らしいムーヴメントです。だから、この学部からも新しくおもしろいムーヴメントが生まれることを期待しています」

– なるほど。では学生にはどういう展示を期待していますか?

小北
「1人の作品がどう展示できるかも大切だけど、やっぱりみんなで展示をするわけですから、『ここはこうやって展示したほうが見栄えがいいよ』とお互いにアドバイスして、全体を見渡せる共有の心をもってくれると嬉しいですね。それに、この学部ではイベントの授業もありますから、イベント的に展示を楽しめるようできたらいいですね。
具体的に言うと、個人で見せたり聴かせたりするのではなく、グループを組んで体験できるコーナーを作るとか、そういうところまで行けたら良いなとは思いますね。来たひとが楽しめる体験、空間作りをしていきたいなと。そうすれば、各ゼミの特色も出てきて見やすくなると思うんです」

– それを踏まえた上で、来た人にどのポイントを見て欲しいですか?

小北
「曲がいい、服がいいという事も大切ですが、ここはポピュラーカルチャー学部なので、その『カルチャー』の部分を感じ取って欲しいですね。カルチャーっていうのは、何か「いい物」があるとそこに人が集まってコミュニティが生まれ、コミュニケーションが発生する。コミュニケーションができるということは、その物が良いだけではなく、それについての背景とか共有できる情報でみんな楽しめる。それがカルチャーだと思うんです。作ったものに共有できることがあると、学部の良さが伝わると思いますね。
それに、服も音楽も持ち帰れるカルチャーなんです。見て楽しんだものを持ち帰って、誰かと共有して、またそこでカルチャーが生まれたら嬉しいですよね」

小北先生、ありがとうございました!

ポピュラーカルチャー学部の展示を体験できる「京都精華大学展2018 卒業・修了発表展」は2018年2月14日(水)〜18日(日)に学内にて行われます!どうぞお見逃しなく!


学生ライター 西健太(ポピュラーカルチャー学部 音楽コース3年生)

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